もうひとつの世界遺産候補、天草・﨑津集落

先日、長崎の軍艦島を含む、
『明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域』が
世界文化遺産登録勧告されました。

それを受けてゴールデンウィークには
各地の関連施設に多くの観光客が押し寄せたそうですね。

 

さらに来年度は『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』が
世界文化遺産登録を目指していますが、
この【長崎の教会群】の中に熊本・天草の﨑津集落が含まれているのをご存知でしょうか。

今回は世界遺産認定前に一足早く天草﨑津集落を訪ねてみました。

 

まず訪れたのは、入江にひっそりとたたずむ『﨑津天主堂』。

﨑津天主堂②s

 

明治21年建立の木造建築である﨑津教会の老朽化に伴い、
昭和9年にフランス人宣教師のハルブ神父のときに建てられた、
正面部がコンクリート造で後部が木造のゴシック様式の教会です。
アーチ天井に覆われた建物内部はとても珍しい畳敷きで、
壁にはキリストの受難を描いた絵が飾られています。
現在も毎週日曜日にはミサが行われています。

 

次にご紹介するのは『﨑津諏訪神社』。

﨑津諏訪神社s

 

1805年、5000人を超える潜伏キリシタンの存在が発覚した事件「天草崩れ」で、
信徒たちが所有していたキリスト教の信仰物を差し出すように指示された場所です。
﨑津集落には、キリスト教の伝来から繁栄、迫害、潜伏、
そして復活へと信仰の変遷を示す資産が数多くあります。

 

石段を登ってみると素晴らしい景色が広がっています。

石段の上からの景色s

 

また漁船が係留されている船着場や、
海の上に張り出したテラス状の作業場「カケ」といった
昔ながらの漁村風景が残る町並みは、
国の重要文化的景観に選ばれていて、散策にぴったり!

カケs

 

集落から少し離れたところにある『大江天主堂』は、
キリスト教解禁後、初めて建てられたロマネスク様式の建築物です。
大江天主堂は華やかな美しさが際立つ白亜の教会。

大江天主堂s

 

現在の建物は昭和8年、フランス人宣教師のガルニエ神父が
地元信者と協力して建立したものです。
敷地内には聖母マリアが出現したと言われている
フランスの巡礼地ルルドにある聖母像と
聖母マリアに深い縁のあるルルドの泉を模した洞窟がつくられています。

 

現在は観光客もそんなに多くなく、ゆっくりと散策できます。
近い将来世界遺産に認定されたら
県内外、国内外からたくさんの方がいらっしゃるでしょう。
漁村の風景に西洋の教会建築が共存する﨑津集落の独特の町並み、
観光されるならお早目に。

One thought on “もうひとつの世界遺産候補、天草・﨑津集落

  1. shigerukashimoto
    1

    Ⅰさん素晴らしい、感性豊かな詩情溢れるポエムと画ですね?今のうちにゆっくり旅したいとおもいます。釣りシーンもいいですね。

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